休日だが、午後キュリーへ実験の準備に行ったら、それなりの人数が働いていた。研究者は勤勉である。晩9時過ぎにトロカデロ広場で友人達と集まり、ワインを飲みながら、エッフェル塔と重なる花火を見た。2年前より花火が豪華になって […]
今回の滞在で、キュリー研で私に割り当てられた机の両隣はイタリア人の同僚だった。キュリー研内の我々の研究グループでは、フランス語の次にイタリア語が公用語となっていた。「コメバ?」(調子はどう?) 「ベーネ!」(好調!) […]
今春から再びキュリーに戻っていた。前回パリを去った後、東京で1年数カ月を過ごし、その間に博士号審査なる儀式を済ませていた。そのため、研究者としては特段何かが変わったという実感はなかったが、今回は「博士」の称号を得ての渡 […]